教員向け植物園案内

 今日は午後から、松原市の小学校理科部会の先生向けに植物園案内をしました。うちの博物館では出前授業はしていませんが、リクエストがあって博物館まで来てもらえるなら学芸員が対応するようにしています。こういった研修的なものも、年度始めに決める普及行事とは別枠で年に数回担当することになります。
 さて、クライアントのリクエストとしては冬の植物を観察したい(ほとんどノーテーマなんですが)、ということだったので小学校にも植わっている木を中心に話しをして、話題も少し大人向けのものも混ぜつつ進めました。ついこの間、植物園案内をしたばかりなので下見はなし。内容もかなり被ったものになりました。結構楽しんでもらえた様子。やっぱり匂いや手触りなど感覚に訴えかけるネタの方がウケがよかったみたい。
 参加者:12名?、補助スタッフ:1名、担当学芸員:1名

【今日見たモノ】括弧内は話した内容
クスノキ(匂いとダニ室、葉脈)、サンゴジュ(ダニ室)、アラカシ(どんぐり、果実の構造)、シラカシ、アキニレ(風散布果実)、カンツバキ(花の構造)、ヒノキバヤドリギ(寄生)、センダン(核果、果実の構造)、ヒヨドリムクドリ、カナリーヤシ(散在系維管束、木と草の違い)、ユーカリノキ(匂いと腺点、花の構造)、ユーカリハムシ(外来種)、マンサク(接木)、イスノキ、ロウバイ(雌性先熟、蜜弁)、チャンチンモドキ(核果、発芽孔)、センペルセコイア、ヌマスギ、メタセコイア(化石、葉序、球果)、ストック(八重咲き、致死遺伝子、連鎖)