言葉の使い方

 最近、先輩に書類を見てもらっていたときに、その文章の中で使っていた「片手落ち」について、NGワードなので使うべきではない、と指摘されました。そういえば、わたし、こういうような業種に勤めているのにNGワードにあまり気をつけていなかったような気がします。今後はよく勉強してポリティカル・コレクトネスな日本語を使えるように気をつけたいと思います。


 それにしても「片手落ち」のような本当の差別用語ではないもの(「片手・落ち」ではなく「片・手落ち」だから)までNGワードとなると、どこまでがNGなのか悩んでしまいます。雑種の研究をしてるので、市民に雑種の説明をするときにたいてい「ほにゃほにゃとふにゃふにゃの『合いの子』」という言い方もしています。これもNGなんでしょう。難しいなぁ。
 「『指きり』げんまん」「後輩が『足きり』をパスしたんです・・・」などもNGなのかなぁ。


 ちなみに主に日本海側にだけ特徴的に出てくる植物群のことを、昔は「裏日本要素」といいました。現在は「日本海側要素」と呼んでいます。私は日本海側の出身ですが、別に「裏日本」という言葉を聞いても嫌な気はしません。実家では70過ぎた伯父や伯母が今でも普通に「こっちは裏日本らすけぇ、ほにゃほにゃ」と使います。でも、敏感な人ももちろんいます。なかなか難しいものです。


 参考サイト 
 差別用語(Wikipedia)
 ポリティカル・コレクトネス
 "差別用語"と呼ばないで
 放送禁止用語一覧