韓国水草調査(6日目)

Vallisneria spinulosa S.Z.Yan

 今日は慶尚北道慶尚南道の調査です。
 慶尚北道の産地もベニオグラコウホネ(タイワンコウホネ)でした。そんなに大きい集団ではありませんでしたが、無事に採集できて満足であります。次の慶尚南道の産地では生育を確認することができませんでしたが、6勝2敗。素晴らしい。
 これでオグラコウホネの韓国調査はおしまいです。今までネムコウホネ、オゼコウホネとされていたものは全てオグラコウホネ、ベニオグラコウホネであることが明らかになりました。そして、コウホネは自生は恐らく無いであろうということがわかりました。素晴らしい成果です。
 ・・・と上記のところまで書いていたら昨日の日記に対して素晴らしいコメントを頂きました。なんと、中国東北部にもベニオグラが分布している可能性があるとは!これは来年にも必ず行かなければいけません。思っていた以上にオグラコウホネ(ベニオグラ、タイワン)の分布は広いかもしれません。台湾はもちろん、中国南部にもNuphar sinensisを見に行く必要があると強く思ったのでした。