講義と実習

標本作製実習の様子

 今日は午前は植物の講義、午後から実習でした。
 実習では植物標本の作製をみっちり教えました。
 ちなみにこの実習とは別立てて植物野外実習というのをやるつもりでいて、新潟県内のよさげなところを回ります。メニューとしては6月は粟島(離島と海岸植物)、7月は弥彦山(里地と低山の植物+スカイツリーと同じ高さの景色を眺める)、8月は苗場山(山地〜高山植物)、9月は福島潟と阿賀野川(氾濫原と低湿地の植物)といった感じです。
 課題は200種の標本作製と担当してもらう科の該当地での分布についてのレポートを出してもらうつもりです。大阪にいた時から標本を作れる学校教員(若手の研究者もそうですが)がいなくなってきていることが大きな問題だと思っていたので、手を抜かずみっちり教え込むつもりでいます。そして、教員になった暁には、赴任先で子どもたちに標本作りを教えてもらって、夏の宿題として出してもらうのです。子どもたちが作った標本は長岡の科学博物館の標本展に出ることになり、標本展も盛り上がって、昆虫&植物好きの子どもが増える・・・そうなるといいなあ。というのが私の願望です。
 ・・・で、今日はその練習を兼ねて大学構内から近くの浜まで歩いた訳ですが皆さんなかなか筋がいいです。だいたい20-40種程度の標本はとれた様子。明らかに私の大学生の頃より良い標本を作っています。新潟の未来は明るいなぁと思った次第です。
 写真は実習の様子。草刈をしている訳ではありません。