野生動物の取引に関して
Oldfield, S., 2003. The Trade in Wildlife: Regulation for Conservation. Earthscan Publications Ltd, London.
野生動物の取引に関してまとめてある書籍。一章に実際に確認されたCITES関連の植物の取引(1999年)についても挙げられている。
・190,000,00個の球根がトルコから輸出
・53,000個体以上のラン科植物が中央アメリカとベトナムから輸出
・100トン以上の乾燥したラン科植物の根がベトナムから韓国へ輸出
・360,000個体のサボテン科植物がチリとペルーから輸出
・70トンのAloe ellenbeckiiの樹脂がケニヤから中国に輸出
・300トン以上のAloe feroxの抽出物が南アフリカから輸出
・120トンのAquilaria malaccensis(ジンチョウゲ科)のチップがインドネシアとマレーシアから輸出
・30トンのPanax quinquefoliusの根がアメリカから輸出(トチバニンジン属の根は漢方薬として利用される)
※CITESのHP(www.cites.org/;実際にどの程度取引されているかについて、過去から現在にかけてのデータを閲覧することができる。中国からの野生ランの輸出がえげつない。)