標本調査

 今日は自分の科研費の研究を進めました。今年から3年間、植物標本の種子から絶滅集団を復元するというテーマで研究費をもらっています。色々な仕事が降ってくるのであまり時間を割けないでいましたが、お金をもらっているのでちゃんと研究しないといけません。
 結局今日は20種程度の種子を回収するにとどまりました。残り40-50種程度です。どの種が発芽してくるかとっても楽しみです。ムジナモは残念ながら良い種子は見つからず。ガシャモクは良い種子が得られました。発芽するといいなぁ。完熟した種子を実験に用いるので、最適な状態の種子が沢山ついた標本を選ぶ必要があるわけですが、選んだ多くはやっぱりS戸先生(当館元学芸員)の標本でした。さすが。ただの分布情報に止まらない標本とはこうあるべきだという、お手本のような標本です。こういう標本をたくさん残せるようになりたいものです。