植物園案内「木の実と落ち葉」(1月)

ハンノキの果序(左)と果実(右)

 今日は新年一回めの植物園案内です。今月のテーマは先月に引き続き木の実+落ち葉です。地史研究室のT学芸員をお招きして2人で実施しました。果実と種子の違いや葉序の仕組みなどを重点において解説しました。2/5葉序など枝がねじれてわかりづらいブナ科よりはセイタカアワダチソウとかの方がやりやすいんですが、最近の植物園はちゃんと手入れがされていて、園内では生えていないんですよねぇ。カナリーヤシとメタセコイアの解説ではT学芸員自作の模型も登場し、「T学芸員スペシャル」といった感じでした。すばらしいなぁ(ひとごとですみません)。少し時間がオーバーしてしまいましたが、今月もとっても楽しい植物園案内でした。
 写真はハンノキ。さてどれが果実でしょう??答えは、左のマツボックリのようなものが果序で右の小さいものが果実。ひとつは2本の柱頭がはっきり残っているので果実であることがよくわかります。
 参加者:86名(うち友の会会員39名)、補助スタッフ:4名、担当学芸員:3名

【今日見た植物】
ケヤキ*、エノキ*、クスノキ**、サンゴジュ*、アラカシ**、シラカシ**、ハンノキ**、モミジバフウ*、ユーカリノキ**、カナリーヤシ**、オニノゲシ、アキニレ、ニセアカシアクヌギ、アベマキ、ロウバイ**、ソシンロウバイカイヅカイブキ、センペルセコイア*、ヌマスギ*、メタセコイア*、クロマツ*、フリソデヤナギ、ストック
(*)全体で解説したもの、(**)私が解説したもの