ナガエツルノゲイトウAlternanthera philoxeroides

 今日の写真は多年生抽水植物のナガエツルノゲイトウ(ヒユ科)です。南米原産の外来水草で1988年に兵庫県で見つかりました。淀川では現在三川合流から下流までベッタリと生えています。特にワンドなど止水環境ではマット状に水面を覆います。ボタンウキクサホテイアオイと違い、固着性のため、ちょっとした増水では流されないので、防除するためには地道な抜き取り作業が必要です。ブルーシートで覆って光を当てない防除方法も考えられていますが、設置と撤去、定期的な管理もあるので、どれだけ実用的なのかまだ未知数です。これから長い間付き合っていかなければいけない外来水草だと思っています。
 2010年6月28日に守口市庭窪ワンドにて撮影。