大阪の外来オモダカはナガバオモダカではない

 今日はSagittariaの勉強をしました。これまで、近年、淀川中流?域の水路や本流の一部に広がりつつある、外来Sagittariaが「ナガバオモダカS. graminea」であると思っていたのですが、どうも違いそうです。結果として、今日改めて勉強して、Sagittaria gramineではないと確信しました。
 痩果の嘴は先端で曲がり、雄しべは花糸と葯のサイズがほぼ同じ長さ、更に雌花の小花柄が太く、結実後に強く曲がることから「Sagittaria platyphylla (Engelm.) J.G.Sm.」と同定しました。もしくはこれの血が濃い栽培個体ではないかと思います。
 詳細はまた、水草研究会誌にでも投稿しようと思います。外来種に和名を与えるのはいやですねぇ。学名そのものの方が誤解が少ないし・・・