オグラノフサモのタイプ選定

 中国のフサモ属の研究者と博物館所蔵の三木コレクションのオグラノフサモのレクトタイプ選定に関して議論をしています。オグラノフサモは殖芽が細長いことから近縁のフサモから区別されます。が、どうしても花がついた標本をタイプにしたいらしい。タイプは典型的なものでは無くてもいいと命名規約に記してあるものの、殖芽つきのシンタイプがあるのにわざわざ無いのを選ぶ理由がわからない。私も共著者になるらしいから、意見を強く言っているのですが、変更する気は全く無いみたい。うーん、じゃあ意見を聞くなよと。


 同じ中国の研究者からミクリ属を共同研究しないかと申し出を受けました。最終目標はアジア産ミクリ属の分類学的再検討みたい。ミクリ属の分類には興味があるから受けてもいいかも。・・・が、そんな余裕があるのか。