イルカのボールペン
先日、海遊館に行った際に、妻に
「あんたはたぶん博物館で人気無いだろうから、これを首に下げて仕事をしたらいいよ」
と写真のボールペンを手渡されました。
イルカのおなかにある物体を押すと「グワ、グワ(この擬音が正しいかは不明)」と鳴きます。
有無を言わさずにお小遣いから買うことに(プレゼントではない)。いいのか私。
娘には大人気なので、これを首から下げて仕事をしていたら、恐らく子どもたちからは
「おっちゃん、なにそれー」
と興味を持ってもらえることは確実だと思うのですが、植物担当の学芸員としてはそれがいいのか、ちょっと悩んでおります。
イルカの質問されても答えられないし。
秋口に、ボールペンの先にガマの穂をつけて仕事をしようかなぁ。おっちゃん、何?、そのフランクフルト?と聞かれたら、ポンポンと振るわけです。綿毛が館内に飛び散ると、更にわぁーっと寄ってくる子どもたち。「ええか、これが風散布や」と熱く種子散布について語る私。そして、偉い人から怒られる私。うーん、やっぱり却下かなぁ。
で、今日もこのイルカボールペンを首から下げることも無く仕事を終えました。