かわいそうなシッポちゃん

 明日の行事がほぼ中止とわかっていても準備をしておこうと思ったら、いつのまにか午前様に。
 ヘロヘロになって帰ってくると、寝室から妻の
 「もう信じられない、シッポちゃん!」「なんて言うの!」「シッポちゃん、ごめんなさいは!」
という怒号が聞こえてきます。誰?シッポちゃんて。ドキドキして除いてみると、顔の上に娘の足がのった状態で寝言を言っているようです。少し安心すると同時に、夢の中のシッポちゃんは大丈夫かなぁ、ボコボコかなぁ、正座の刑かなぁ、と思うのでした。