ツルヨシ Phragmites japonica Steud.

 今日の写真はツルヨシ Phragmites japonica Steud. です。日本にはPhragmitesはヨシ、ツルヨシ、セイタカヨシの3種が分布しています。ヨシやセイタカヨシに比べて、砂利質の河川敷が広がる急流河川で倒伏した茎を長く伸ばし、大きな群落を作ります。淀川本流には数箇所(群生しているのは1箇所しか知りません)しか分布していませんが、支流域ではヨシよりも普通に見られます。
 今回開催中の特別展「みんなでつくる淀川大図鑑−山と海をつなぐ生物多様性−」では、本流の河川敷のコーナーでヨシとセイタカヨシを展示していますが、ツルヨシはしていません。河川敷は大きなテーマなのですが、それを代表するツルヨシが抜けているのは、少し物足りない気がします。そこで今回行う、「ジュニア学芸員になろう!」の行事で、ツルヨシについて調べて展示を作るつもりでいます。さて、どうなるでしょう。続報をお待ち下さい。