和歌山県でオオバナミズキンバイLudwigia grandifloraが定着

 今日、同僚のNさんに「こんな写真同定の質問がきたんだけど」と見せていただくと、なんとオオバナミズキンバイでした。兵庫県で初めて定着が報告され、侵略的外来水草として注目されていた種です。昼過ぎに、写真を撮影された方が来館されて、話しを聞くと場所は和歌山県で、以前はミズヒマワリやボタンウキクサが生えていた池に植えられていて、これらを駆逐してしまったんだそうな。お、恐ろしい。
 生育地の写真を見せてもらうと、開放水面が見えないくらいにマット状に広がり、ツルヨシと激しく競争しています。
 色々と調べていくと、どうやら兵庫県の池にオオバナミズキンバイを導入した業者がこの池にもかかわっているようで、同一犯の可能性が非常に高そう。困ったものです。
 写真を撮影された方は継続的に現地に訪れているそうなので、経過観察と、どこかで発表してください、とお願いしました。あと、ついでに標本を採ってきてとお願いしました。

【参考】
 Googleでの画像検索「Ludwigia grandiflora」