標本受け取り

 今日は、大阪市立自然科学博物館の学芸員もされていた児玉 務(1928-1997)さんのご自宅に、寄贈していただくシダとコケの標本、文献の受け取りにいってきました。同行者は元学芸員のS先生とコケの専門家のMさん。
 児玉さんは苔類の専門家で、多数の新種を記載し、その5万点にもおよぶ標本は大阪市立自然史博物館に収められています(詳しくは第34回特別展解説書「なにわのナチュラリスト 自然の達人たち」をご覧下さい)。今回はお宅に残されていた、シダ標本が受け入れのメインです。最終的にはシダ標本でおよそ3千点(ツイッターの方は書き間違えてしまった。一回投稿してしまうと編集が難しいのがよくないなぁ)。ダンボールの数はシダ標本12箱、コケ標本2箱、文献4箱の合計18箱。海外と個人で標本交換されていたようで、昭和13年硫黄島の標本があったり、ヨーロッパのコケの標本が結構でてきました。大体1時間ちょっとで箱詰めして、赤帽で館まで送りました。整理はこれからです・・・。これが大変です。 積んだままにしないようにしないとです・・・。


 それにしても、S先生の流れるような標本さばきを見ることができて、とても勉強になりました。もっと一緒に仕事がしたいものです。