大晦日に一年を振り返る

 気づけば今年も終わりです。今年は9月まで特別展、特別陳列、学会発表、シンポジウムなどに追われて全力疾走して、10月以降の3ヶ月は息切れした状態で過ごしていた感じがします。10月からは研究室からNさんが抜けたこともあり、ハーバリウムワークを中心に研究室の機能維持に力を注ぎました。それ以外にも外部の仕事もじゃんじゃん降ってくるようになり、色々な意味で分岐点にきている事を感じながら一年が終わりました。あと、これまでのオバーワークが体に効いたのか、4回も体を壊しました(突発性難聴、腎臓結石、咽頭炎逆流性食道炎(?))。もう無理ができる歳ではないと確信した一年でした。


 さて、今年の初めの日記で書いた目標をそれぞれ評価したいと思います。●の次は昨年掲げた各目標で括弧内に各項目の評価点(100点満点)。

●必要以上に仕事をひきうけない、必要以上に行事をしない(50点)→当初は担当行事数を減らそうとしたものの、主担当以外のものも含めて約50。これを反省して、来年度の行事決め会議では心を鬼にして行事に手を挙げないことにしました。来年度はだいぶ改善できるはず。あと、館内の仕事以外にも外部の仕事や役職が降ってくるようになってきました。そういう年齢に突入したということでしょうか。上手く捌けるようになりたいものです。

●特別展を成功させる(80点)→特別展に加えて、特別陳列を分担。無事に実施することができました。観覧人数などの収益的な面を見ると反省する点もありますが、資料収集、研究、教育普及という面では十分な成果を得ることができたと思います。

水草研究会の全国大会を成功させる(80点)→懇親会やエクスカーションなどで一部問題はあったものの、おおむね成功といえそう。

●調査に行く、実験をする(60点)→良くも悪くもユビキタスプロジェクトに染まった一年でした。シモツケコウホネに加えて、封印していたヒメコウホネに着手。ナガレコウホネの研究に決着をつけたかったのですが、来年に持ち越しです。淀川の調査は秋に追加調査をしたかったのですが無理でした。ひとまず終了ということに。

●論文を書く、とにかくなんとかして書く(30点)→あれだけ書くといっていて結局は和文の論文や報告しか書いていません。でも淀川関係で書かなければいけない和文論文が3本も残っている・・・。そして分担執筆本もほったらかしにしている・・・。学会発表は確かにこなしたけれどちゃんと原著論文を国際誌に出さないといけません。ダメダメです。

●休む時は休んで家族と時間をすごす(40点)→9月までは特別展や特別陳列、更には学会やらシンポジウムでてんやわんや。家族どころではありませんでした。10月以降は比較的穏やかに家族と過ごす時間が増えたものの、今度は妻にも仕事が入って大変なことに。

●日記を一年続ける(80点)→9月から10月中旬、12月下旬にサボったのを除けば、ほぼ毎日日記をつけました。やっぱり記録を残さないと何をしていたのか忘れてしまいますねぇ。

 以上をまとめると平均60点でした。まぁまぁな一年だったということでしょう。