ガマとヒメガマ

 今日の写真はガマとヒメガマの混生群落です。
 日本にはガマ、コガマ、ヒメガマの3種が生育しています(アイノコガマとモウコガマはちょっと除く)。形態の違いもあるのですが、この3種は花の時期がずれています。写真でもう雄花が終わっているのがガマ(フランクフルトみたくなってるのが雌花でその上に雄花がつく)、まだクリーム色をしている細い穂がヒメガマで、まだ雄花が開花中です(雄花と雌花の間が空くのがヒメガマの特徴)。こういう場面に出くわすと、かたちが似ている生き物でもやっぱり生態って違うもんだなぁ、と考えさせられます。かたちが全くちがうやん、と突っ込んだ、そこのアナタ、そんなこと言っちゃだめ。
 ちなみにガマの住み分けの研究もたくさんなされていて、種によって好む環境は違うことがわかっています。・・・が、今日見た感じではガマとヒメガマはおもいっきり混生していました。でも、微妙に違うんでしょうね。